この作品は、音楽と視覚が高度に融合した映像表現が特徴です。タイポグラフィのセンスが際立ち、音楽と完全にシンクロするリリックモーションが視覚的・聴覚的没入感を生み出しています。ダイナミックなカメラワークが映像に立体感と動きを加え、細部にまでこだわったコンポジットが作品全体の質感と統一感を向上させています。膨大な工数をかけた精密な調整によって完成度がさらに高まり、音楽との一体感が際立つ仕上がりとなっています。このような統合的な表現で観る人に圧倒的な快感を与えるように仕上げました。

2025年までの商業・個人制作物をまとめたショーリール。 映画・テレビ・配信ドラマ・CM・イベント映像など様々な分野・表現に取り組みました。

本作品は、Souma Nakanomeの新名義によるソロプロジェクト"Japanese Footsteps"のファーストアルバム"Beginning"に収録された作品の一つである。 楽曲はすべてタップダンス音のサンプリングから構築されており、electronicとinstrumentalな側面を持つ。 映像は、アルバム名やタップの音が使われる曲であるということのみ共有され、 できるだけ事前情報が削られた中で、「音（楽曲）」のみからITOAOIが感受/想像し、感覚を媒介して制作する実験的な取り組みであった。 言語的な縛りが少ない故の、音自体の反響的な空間を感じさせる響き、あふれ出るような連続性のある音、音の籠ったカンジなどから、ITOAOIの純度の高い主観的なイメージや動きとして翻訳され抽出されている。 ITOAOIが音楽から受ける主観/感覚的なイメージ、そしてそこから音を視覚的に表現していく際にでる「個人性」、それらがJapanese Footstepsの生み出した楽曲とどのように「共鳴（Link）」したのかという感覚的なコミュニケーションの軌跡でもある。

GINZA SIX VIP会員のための特別な空間＜LOUNGE SIX＞のPV ＜LOUNGE SIX＞ LOUNGE SIXの空間デザインは、現代美術作家・杉本博司が建築家・榊田倫之とともに設立した「新素材研究所」によるもの。アプローチには熟練した左官職人が黒漆喰で仕上げた壁が続き、特別な存在感を醸し出しています。ブリキ板を菱形に葺いた入り口扉を開けると現れるのは、アンティークの霊石を敷き詰めた路地のようなレセプションスペース。 ご案内する奥のメインルームは、広々としながらも落ち着きを感じられる空間です。縦桟の障子を通したアンビエントな外光に満たされる、静謐な空気感。移動するにつれて見える景色を徐々に変え、室内にいても自然を感じさせる日本の伝統的な作法を緻密に取り入れることで、品位のある上質な空間が生まれています。

2020年9月から継続中プロジェクト。映像を毎日つくっている。１日１投のイメージはすべて火をモチーフにしている。有限だけれども無限を感じる焚き火のような連続性を目指している。その日々の映像（火）を2024年1月1日から12月31日まで集約した。他方で映像毎にある特定の駅の名前をつけている。まるで旅をしているように、各駅停車で駅毎に火をともしている。それらの駅名をすべて掲載している。駅名とは緯度経度や市区町村ともまた違った記憶や経緯を含有する。もし、駅が消えたり、使われなくなったとき、大衆が残した記憶をこれらの映像（火）が覚えているかもしれない。