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豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL 「Shout out to good show!」 LYRiC ViDEO
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豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL 「Shout out to good show!」 LYRiC ViDEO

2024
00:02:11
「下ネタ以外ならなんでも自由にやってください。」 というご依頼を頂き、楽曲と詩の世界観、テンション、造形がなるべく異形になるように意識した。 参考にしたのはスティーヴン・キングの『地獄のデビル・トラック』、サム・ペキンパーの『コンボイ』、ケン・ラッセルの『ゴシック』など、見ていて熱っぽくうなされるような作品。 特に巨大なものが猛スピードで走るバカバカしさと、何かしらの限界を突破したりミックスされて異形になってしまうもののイメージを主に表現したかった。 ゴシックの歴史を辿ればキリスト教の死生観から教会のゴシック建築に配置されたガーゴイルなどのモンスターに至るまで、夏と冬のように生と死が繰り返される感覚がある。常に私はアンビバレンツなものの同居に惹かれている。助手席のゾンビは常に生と死のアンビバレンツな状況を体現している。本人は死んでいるが「生身」と書いたTシャツを着ていたり、点滴を打ったりして死を受け入れたくないようだ。 手法としてはいつものコラージュだが、設定した世界観から逸脱しないように作るのは難しい。特にこだわったトラックの造形も正面、斜め、サイドである程度の整合性を保たなければ繋がらない。整合性の無さがコラージュのある種の特性だが、この気持ち悪いバランスの悪さがここ最近の制作の中でも最も刺激的で楽しかった。
Journey to the 母性の目覚め
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Journey to the 母性の目覚め

2021
00:00:51
中学生2年生14歳の私はある朝登校中に、突然“母性”に目覚めた。雷に打たれたかのように目覚めた母性に囚われてから10年後、友人に聖母マリアの処女懐胎に似ていると言われ、改めて自分の母性に疑問を抱いた。そこから、妊娠出産についてのインタビューを行ったり自分自身の10年間の記憶を紐解き、自分の母性の目覚めを追求していった…。 処女懐胎、遺伝子、妊活…10年前から現在までの記憶を旅して母性を探る。 思春期から現在にかけて抱いた赤ちゃんが欲しい、という個人的な感情から膨らませ、母性は誰のものなのかを考えた。母性は母とつくが、必ずしも女性だけが抱く感情とは違うのではないか、父性とも違う感情ではないかという疑問を抱いた。そこで、女性・男性・トランスジェンダー関係なく、自分にとっての’赤ちゃん’と出会えるような世界を最終的に表現しようと考えた。私の個人的な感情から、どんな形であれ赤ちゃんと出会い慈しむことについて考えてもらえる一つのきっかけになればいいと考えている。 その結論に至るまでに作品内では、私自身の10年の間に起こった母性にまつわる記憶であったり、母性についてインタビューしたものを作品に取り入れている。そして、それらを異なる表現方法で作品に落とし込んだ。10年間の出来事を一つの作品にまとめているが、時系列が正しい状態で描かれているわけではない上に、全てが自分の中から出てきたわけでもない。コラージュしていくように作品を制作したため、表現方法も時系列も全てバラバラになっている。

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