Interactive

Soul/Soil by Ricoh: Soul Motion
AnimationCodingDataExperienceGenerative ArtInstallationInteractiveMain VisualMotion graphicsReal-time GraphicsVideo installation

Soul/Soil by Ricoh: Soul Motion

2025
00:01:12
SOUL MOTION は、ユニフォームに組み込まれたロケーションタグを用いたインタラクティブマップです。センサーはリアルタイムのデータを捉えるとともに、過去3日間の天候やコミュニケーションの総量、来場者数、個々の軌跡といった記録を映し出します。 来場者が「土」や「ソファ」のゾーンに近づくと、仮想の微生物がその位置に群がり、環境条件によって繁殖したり衰えたりする様子を映します。センサーに軽く触れるとそれらは散り去り、絶えず変化する動的な地図が現れます。 微生物やテクノロジー、人間関係の繊細なリズムといった不可視のプロセスを映し出すことで、SOUL MOTION は私たちを取り巻く隠れた環境を見直し、人と人、人と自然とのつながりを改めて考えるきっかけを生み出します。 SOUL MOTION is an interactive map and art installation that visualises the live movements, distances travelled, and communications between six staff members wearing sensor-embedded garments. The sensors capture both real-time data as well as archive records from the past three days, including weather conditions, levels of communication, visitor numbers, and individual activity trails. As participants approach the soil or sofa zones, virtual microbes begin to cluster around their positions, echoing how microorganisms thrive or diminish depending on environmental conditions. A simple tap on the sensors makes the microbes disperse, transforming the experience into a dynamic microbial map that constantly shifts between presence and absence. By rendering these invisible processes such as microbes, technology, and the subtle rhythms of human interaction, SOUL MOTION invites visitors to reconsider the hidden environments around them and to reflect on how we connect not only with one another, but also with nature itself and encourages communications.
Soul/Soil by Ricoh: Soul Bubble
AIAudio visual performanceCodingDataEventExperienceGenerative ArtInstallationInteractiveMain VisualMotion graphicsReal-time GraphicsVideo installation

Soul/Soil by Ricoh: Soul Bubble

2025
00:01:31
SOUL BUBBLE は、個人の精神と身体の状態を映し出す没入型のアートインスタレーションです。十一面のスクリーンに囲まれた空間で、来場者はAIとセンサーを備えた一人用のソファに腰掛けます。ソファは姿勢や重心の変化、心拍、呼吸、手の動きを読み取り、その信号をリアルタイムに可視化します。 リラックス、集中、緊張、不安、興奮、瞑想、混乱といった心身の状態は解析され、微生物のようなパターンとなって空間全体に広がっていきます。体験の最後には、自らの行動データがスクリーンに映し出され、保存され、AIシステムの進化へとつながります。 参加者が増えるごとに、個人と集団のデータが積み重なり、差異や分布、新たな傾向が浮かび上がります。この継続的なプロセスは、インスタレーションを絶えず進化させ、人間の状態を記録し続ける果てしないアーカイブを形成していきます。興味深いことに、多くの来場者は自らの結果に強い関心を寄せ、そこに「高いリラックス」のパターンを期待して臨んでいました。 SOUL BUBBLE は、泡のように身体を包み込みながらも、未来のセンシング装置のプロトタイプとしての姿を見せ、テクノロジーが身体に寄り添い、魂に応答し、心と存在の奥に潜む層を浮かび上がらせます。 SOUL BUBBLE is an immersive art installation that visualises an individual’s mental and physical state. Inside a private room surrounded by eleven screens, a visitor sits on a single-seat chair embedded with AI and sensors. The chair records posture, shifts in the centre of gravity, heart rate, breathing, and hand movements, translating these signals into real-time visualisations of the visitor’s inner condition. Emotional states such as relaxation, focus, tension, anxiety, excitement, meditation, or confusion are analysed and expressed as dynamic microbial patterns that unfold across the surrounding screens. At the end of the session, visitors can view their complete data, which is stored and used to refine the AI system. As more participants take part, both individual and collective data accumulate, revealing differences, distributions, and emerging tendencies. This ongoing process allows the installation to evolve continuously, creating an ever-expanding record of human states. Interestingly, many visitors approached the experience with the expectation of seeing a high relaxation pattern in their results. SOUL BUBBLE is a bubble-like prototype of future sensing, where technology surrounds the body, responds to the soul, and reveals the hidden layers of mind and being.
Dissipative Figures – 1000 Birds, Light in Dark
3DCGArt workInstallationInteractive

Dissipative Figures – 1000 Birds, Light in Dark

2023
00:01:43
生命の存在の輪郭は、肉体の境界面ではなく、それらと連続する環境も含めた、曖昧なものである。 生命は生きている限り、エネルギーを散逸し、空気などの環境を動かしていく。 この作品は、鳥の群れが世界に与えたエネルギーで、鳥の群れの存在を描いている。 私という存在は、心と体とそれらと連続する環境である。 石ころや、これまで人間がつくってきたものは、それ自体で安定的な構造をもつ。 しかし、生命は違う。石ころは、外界から遮断され密封された箱に入れても存在し続けるが、生命は、そのような閉じた箱に入れられると存在を維持できない。 生命は、海に生まれる渦のようなものである。 渦は、流れの中にある存在であり、その存在の境界は曖昧である。 実際、渦は定常しているが、うごめき続け、力強い一つの生命のように見える。 渦は、それ自体で安定した自らの構造を保っているものではなく、渦の外部から内部へ、そして内部から外部へと流れ続ける水によってつくられ、その流れによって渦の構造は維持され続ける。 生命も、外部から食物として物質とエネルギーを取り込み、物質を排出し、エネルギーを外に散逸させながら、秩序構造をつくりあげている。つまり、生命の構造は、そのもの自体ではなく、それらと連続する環境によってつくられている。 生命は、開いた世界の中で、流れの中に生まれる奇跡的な現象であり、海の渦と同じように、その存在の境界が曖昧な、無限の連続の中の存在である。 生きているということは、世界へエネルギーを散逸し続け、世界と連続しているということなのだ。 作品ページ: https://www.teamlab.art/jp/w/dissipative_birds/himeji/
憑依する炎:闇で生まれ闇で消える
3DCGArt workInstallationInteractive

憑依する炎:闇で生まれ闇で消える

2021, 2024
00:02:26
時空の塊が乱立し、それぞれの塊は互いに時空が繋がり合う。 闇の塊の中で燃えはじめたり、闇に戻ったりしつづける。付近に影響を与える。 人々が、塊の中で燃える炎の前に立つと、黒い絶対的な存在が現れる。 炎は、燃焼することによって発生する光や熱の現象であり、流れの中にある気化した物質や分解された物質でもあり、現象と物質の狭間を見る時の私たちの感覚的な経験である。人々は、感覚的な経験である炎をひとつの物体のように認識し、時にはそこに生命を感じる。 時空の塊で燃焼する気体の流れによって、空間上に線を描き、その線の立体的な集合で炎をつくり、チームラボが考える「超主観空間」によって平面化し、炎を描いた。 チームラボは、「Distributed Art」という概念を模索している。 《Distributed Fire》のアプリを持って作品の炎に近づくと、スマートフォンに炎がともり、作品を持ち帰ることができる。その持ち帰った炎を、他の人のスマートフォンに近づけると、同じように炎がともる。炎を誰かにつなげ、その炎がまた他の誰かにつながっていくことで、炎は、世界中に広がっていく。広がっていく炎群全体は、炎地図に描かれていく。 Distributed Artにおいて、ある作品は自らを複製し、ある作品はその一部を人々に分ける。人々の手に渡った作品は、また、自ら複製を生成し、人々が能動的に分散していく。作品は、人々のネットワーク上に分散して存在し、分権型のアートになっていくだろう。作品は、ネットワーク上に存在する時、オリジナルが消滅しても存在し続ける。 作品ページ: https://www.teamlab.art/jp/ew/fireparticles-darkness-jeddah/jeddah/
太陽と月の部屋
Art workInstallationInteractiveKinetic

太陽と月の部屋

2020 ~
00:07:36
大分県豊後高田市に設立された「不均質な自然と人の美術館」にある、自然と触れ合い身体性を拡張することをテーマにつくられたインタラクティブアートのひとつ。 本作は訪れる人が太陽の光と戯れることができる部屋をコンセプトにしている。来場者が部屋の中を歩くと天井の小窓が自動で開閉し体が光に包まれるとともに、足元の日だまりが小窓の開閉によって月が満ち欠けするように形を変えていく。鑑賞者の立ち位置はセンサーで検知され、太陽の方角にある小窓だけが開口。また、室内は気象庁の天候情報を解析し、その時々で最適な演出になるよう調整され、晴れの日には部屋の中に靄がかかり、足元に降り注ぐ光芒を見ることができる。加えて、小窓が開くタイミングでピアノの音が鳴り、部屋の中を歩くことでピアノ曲が演奏される。 本作においてそのテクノロジーは直接提示されず、あくまで太陽の光を切り取って鑑賞者の肌の上に直接届け、自然を感じさせるために用いられる。人工的な光ではなく自然光を鑑賞者に届けることで、視覚のみならず光が持つ温もりをも感じさせ、体験する者の感覚と意識を研ぎ澄ませるように設計された。

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