冒頭からしばらくはギャルゲーを意識した演出だが、徐々に暴走してPCがバグっていきぶっ飛んだ演出となっていく。 様々なネットスラングやネットミームを取り入れて、細部まで小ネタ満載な映像を目指した。

OGRE YOU ASSHOLEの「君よりも君らしい」という曲のMusic Video。タイトルの通り、この曲が自分自身と、自分によく似た他者(おそらく他人の空似でなく、ロボット、AI、クローン等のテクノロジーによって生み出された存在)についてを歌った内容だったため、何か２つのルックが行ったり来たりするような映像になったら面白いんじゃないかと考えたのがアイデアの原点。紙にペンで作画した手描きのシーンと、解像度が下がってピクセル化されたシーンを象徴的に扱いながら、その２つの質感がどんどんと混ざり合って最後は粒子になっていくような道筋を辿っていく。 基本は全て紙にペンで描いていくシンプルな手描きのアニメーション。カートゥーン的でない実写的な動きの質感を出すために最初に3DCGでアニメーションを作って、それを手描きでロトスコープしていくシーンが多かった。

KOMONO LAKEやColdhotのメンバーとしても活動するサウンドプロデューサー・SKYTOPIAとグラフィックデザイナー・田村育歩が3つ目のコラボシングル「Run」をリリース。 音源はSKYTOPIA、アートワークは田村育歩が担当。本作は音源と映像が並行して制作され、お互いにインスピレーションを受けながら完成した。 UKガレージとハウスを基調に印象的なメロディーも盛り込んだトラックと、ロトスコープの手法を用いたアナログベースのアスキーアートの映像が、リスナーの「走り」を彩る。

ボカデュオという同人創作イベントで制作したミュージックビデオです。キャラクターモデリング・リギング・アニメーションを始めて作品制作に導入した実験的な映像になります。 懐かしさもあるピクセル感のあるトンマナで制作し、デジタル世界を探索する世界観の映像を制作しました。キャラクターも背景もCGで制作するため、ピクセル調のLookDevには時間を要しました。アニメーション作品のようなシナリオベースの流れは無く、モーショングラフィックスの延長のようなコンセプトで制作しております。 ワンダールームとは、16世紀前後のヨーロッパで嗜好品/珍品を指します。これは現代におけるインターネットでのコンテンツ消費と似た根底があり、それに因んでWonderRoom「2.0」という楽曲を作ったと作曲のsanmalさんからお聞きしています。 MVでは PC起動→デスクトップ空間→デスクトップに嗜好品を収集（0:49のカットではウィンドウで美術館のようなレイアウトをしている）→集めすぎてPCがクラッシュ→デスクトップ空間から飛び出て壊れたインターネットを飛び回る... といった展開になっています。明確なストーリーがある訳ではありませんがコンセプトとかなり合致しており、ミュージックビデオとして非常に完成度が高くなったと思っております。りたおさんのキャラクターデザインも魅力的です。