7 days remaining Art workAudio visual performanceInstallation 「光の古層」旧コメ倉庫インスタレーション #鳥取県日野町 2025 00:05:42 2025年8月13日、鳥取県日野郡日野町で開催された「根雨 灯篭祭り」にて発表された本作品は、映像と空間全体を包み込む電飾演出を同時に展開しました。かつて米の保管に使われていた古い倉庫を舞台に、眠っていた空間を再利用し、地域の記憶と未来をつなぐ場へと変貌しました。 電飾は単なる装飾ではなく、映像と呼応しながら空間のリズムを形づくる重要な要素です。壁面や梁に沿って配置された光は、映像の抽象的なレイヤーと重なり合い、観客の身体感覚を包み込むように広がります。灯篭祭りの象徴である「灯り」とインスタレーションの電飾が同時に存在する空間で、伝統的な祭りの光と現代的なデジタルアートの光が交差しました。 作品のテーマは「風景の再構築」。日野郡(日野町・江府町・日南町)の自然や生活の断片を撮影し、それらを抽象的なデザインとして再構成しました。映像は風景の記憶を呼び起こし、電飾はその記憶を空間全体に拡張する役割を担います。観客は、見慣れた土地の姿が光と映像によって変容する瞬間を体験し、地域の風景に潜む「もうひとつの美」を発見することができます。 背景には、地域資源の再利用と文化的再生への思いがあります。使われなくなった米倉庫をアートの場として蘇らせることで、過去の記憶を尊重しつつ未来へと開かれた新しい価値を生み出す試みとなりました。倉庫という閉ざされた空間を開放し、地域の人々が光に包まれる体験を共有する場を創出しました。 このインスタレーションは、映像・電飾・地域の三位一体によって「土地と人、記憶をつなぐ媒介」として機能します。