崎村 宙央

Sorao Sakimura

崎村 宙央

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Profile
2001年生まれ。映像作家、アニメーション作家。

手描きアニメーション・3DCG・実写撮影をすべて独学で学び、それらを複雑に組み合わせることで生まれる独自のスタイルにより、自身の頭の中にある感覚や残像をユニークな映像として表現する。その表現力を武器に、短編映画から、MV、広告まで幅広く活動している。

映像作家100人 2023 NEWCOMER,講談社シネマクリエイターズラボ 1期生
Biography
<主なパーソナルワーク実績・受賞歴>
2019年
短編アニメーション『蝉の声、風のてざわり』

「WIRED CREATIVE HACK AWARD 2020」グランプリ
「22nd DigiCon6 JAPAN」Youth Gold
「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2020 U-25 プロジェクト」選出 等
Apple「Macの向こうから」に採用
NHK「沼にハマってきいてみた」にて放送

2022年
短編アニメーション『The Swamp (All That I Can't Leave Behind)』

「2022 アジアデジタルアート大賞展 FUKUOKA」優秀賞
「恵比寿映像祭2023」出展
「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2023 U-25 プロジェクト」選出
「New York Japan CineFest 2023」選出
「Los Angeles Animation Festival 2023」選出 等

<主なクライアントワーク実績>
2021年6月
大塚製薬 カロリーメイト WebCM『夏がはじまる』アニメーション
YouTubeの総再生回数は3500万回超。

2023年7月
SUNTORY 東京クラフトのWEB Movie『じゃあ東京帰るね by 東京クラフト』アニメーション・ディレクター
YouTubeの再生回数は200万回超。

Work

じゃあ東京帰るね by 東京クラフト
2D2D animation3DCGADAdvertisementAnimationBrand movieCGCMPromotionPVWebWeb CMWeb movie

じゃあ東京帰るね by 東京クラフト

2023
00:02:11
 2023年7月に公開された、SUNTORY 東京クラフトのWEB Movie「じゃあ東京帰るね by 東京クラフト」にて、アニメーション・ディレクターを務めた。異なるスタイルの設計から、作画、CG、コンポジットまで、全般に関わっている。  本Web Movieは、“上京した人々の繊細な気持ち”をテーマに、作家8人と声優3人がコラボレーションし、3人の主人公が異なるスタイルのアニメーションで描き出される、ユニークなWeb Movieとなっている。また、人気女性アーティストAimerさんの「I know U know」を楽曲提供いただいている。  異なる出身地から上京する3人の主人公を異なるスタイルのアニメーションとして描くにあたり、日本スタイル・海外スタイル・アートスタイルという3つの方向性を決定した。それらのスタイルを達成するために、3つのユニットをつくり、それぞれに異なるワークフローを設計した。3DCGを用いたプリビズ、実写撮影、ロトスコープ作画、カメラマップなど、異なる手法を複雑に組み合わせており、これまで個人的に行なってきたようなワークフローをそのままチームとして行う試みをしている。  アニメーション・ディレクターとして、1カット・1フレームをコントロールするミクロな視点と、映像全体を俯瞰するマクロな視点を持つことを心がけた。自ら作画・CGワークに参加し、コンポジットについては全カット行なった。その結果、映像としてのダイナミズムを保ったまま、ユニークなアニメーションとして完成させることができたと考えている。
カロリーメイト「夏がはじまる。」篇
2D animation3DCGWeb CM

カロリーメイト「夏がはじまる。」篇

2021
00:02:03
 2021年7月に公開された、大塚製薬 カロリーメイトのWeb CM「夏がはじまる。」にて、柔道部パートのアニメーション制作を担当した。駆け出しのアニメーション作家であるにも関わらず、名だたるアニメーション作家の皆様と並んで抜擢していただき、期待に応えられるよう、最大の熱量で取り組んだアニメーションになっている。  実写素材をもとに制作した3DCGをベースに、一枚一枚鉛筆で手書きをした作画を行っている。鉛筆の荒いタッチを強調することで、勢いが伝わってくるように意識した。そんな作画を重ね、その上から厚いコンポジションをかけることで、熱気のこもった、迫力のあるシークエンスに仕上がった。  本Web CMは、バランス栄養食「カロリーメイト」で部活に打ち込む学生の毎日を支えたい、という思いから、夏の大会を控える部活生たちに向けたモチベーションムービであり、それぞれの部活を異なるアニメーション作家が担当するという、ユニークなCMとなっている。Twitterでは3万いいね、YouTubeでは1000万回を超える総再生回数を獲得し、10代を中心に熱狂的な支持を得た。また、 YouTube Works Awards Japan 2022 では Creative Effectiveness 部門を受賞し、YouTubeにおける広告案件としても高い評価を受けている。
The Swamp (All That I Can’t Leave Behind)
3DCGShort filmShort movie

The Swamp (All That I Can’t Leave Behind)

2022
Only Image
 己の中に沈み込み、苦しみと共に拾って来た石が、ある瞬間に自我を持ち、自分とは違う存在となる。そして、自分を掬い上げ、まるで想像もしていなかった所へと連れていってくれる——  コロナ禍の大学生活、評価された過去作からの重圧、生きづらさ。息のできないような苦しみや、絶え間のない焦燥、何もできなくなった時間。それらに苛まれながらも、ここまで歩いてくることができたのは、他でもなく、過去につくった作品たちと、それらが結びつけてくれた人々との対話のおかげだ。本作は、自分が創作を続けていく中で見てきた光景や残像と、そしてお礼を、伝えるための作品である。  2022年10月に発表した短編アニメーション『The Swamp (All That I Can't Leave Behind)』は、自身にとって創作とは何かを表す作品になったと同時に、これから歩いていくための覚書のような作品となった。「2022 アジアデジタルアート大賞展 FUKUOKA」 にて学生カテゴリー / 動画部門 優秀賞を受賞、「第5回フェローズフィルムフェスティバル学生部門」にてCG・アニメーション部門 優秀賞を受賞、「恵比寿映像祭2023」へ出展されるなど、評価されている。

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