この作品は、2022年に駒込倉庫にて発表した、水と雲母、振動によるインスタレーション作品です。鑑賞者がのぞき込むシャーレの中には、水面を走る水玉が、大きく震えてはまた静かになる音の周期にあわせて生成され、そしてまたもとの水中に消えてゆきます。 その水面をリアルタイムにマクロ撮影し、大きくプロジェクションして上映することで、まるで映画の中の登場人物を目で追うように、個性ある一つとして、生まれて消える小さな水滴の物語を見届けることを目指しました。 スピーカー、プロジェクター、カメラ、オーディオアンプ、水、界面活性剤、雲母 Speakers, Projector, Video Camera, Audio Amplifier, Water, Surfactant, Mica 53.13Hz 53.03Hz Sine Wave Group Exhibition 'NEW WORKS vol.2' at Komagome SOKO, Tokyo JP

12-20 March 2022 'ETERNAL Art Space' パナソニックセンター有明 「泡沫の形」は、時と場所が異なる様々なライブパフォーマンスの記録から、泡が絵のなかで泡以上の役割を与えられなにかの見立てになった瞬間、そのようなシーンを切り取り、新たにつなぎ合わせて編集されたものである。現象を取り巻く環境や役割、価値は社会の中で移り変わるけれど、泡は球形を目指し、水は水のまま流れ続ける。変化しつづけるうたかたの形と、変わらない泡沫の形を重ね、ひととき観察する作品。

10/29 駒込倉庫、グループショー 'New Works vol.2' でのソロパフォーマンス。 筆跡の音をピエゾマイクでライブ収録、ポエトリーリーディングを多重録音しながら、展示とライブの時間と空間の違いについて筆を動かして思案しながら絵を描く。