2020年9月から継続中プロジェクト。映像を毎日つくっている。１日１投のイメージはすべて火をモチーフにしている。有限だけれども無限を感じる焚き火のような連続性を目指している。その日々の映像（火）を2024年1月1日から12月31日まで集約した。他方で映像毎にある特定の駅の名前をつけている。まるで旅をしているように、各駅停車で駅毎に火をともしている。それらの駅名をすべて掲載している。駅名とは緯度経度や市区町村ともまた違った記憶や経緯を含有する。もし、駅が消えたり、使われなくなったとき、大衆が残した記憶をこれらの映像（火）が覚えているかもしれない。

音楽プロデューサーのXanseiによる独自プロジェクト楽曲『JAB! 』のMusic Video。 LAで撮影された素材をもとに、赤と青の平面を加えて構成した。時にグリッジを用いた。 楽曲がもつ退廃的な世界観と、呪術的な雰囲気を映像でも強調しようとした。 一方で、山崎連基の一日一投プロジェクト『CONTINUITY』シリーズに共感して、Xansei自身から直接オファーがあった。それは曲が持つ世界と映像が持つ世界がもともと隣接していたことで実現したMVだといえる。MVの主はあくまでも楽曲であることは言うまでもない。しかし、今回のMVは映像と楽曲が対等になりうる可能性のようなものを感じた。言い方をかえると、MVの映像がMVだけに“閉じない”方法について再考の機会を得た。

Renki Yamasaki has been making one image every day for about 1000 days. These works were exhibited in UNKOWN HARAJUKU. Harajuku is a center of young Japanese culture. This project is called " CONTINUITY". The daily works have a certain continuity.It is like a fire. The end of " CONTINUITY" is undecided.

デスクトップに見立てた画面。そこで一人の時間を過ごすYUKI。画面を通じたコミュニケーション、画面の向こうに思いを馳せるニューノーマルな2022年。それらの画面が共存するデスクトップを舞台にMVが展開する。ひとりだけど一つじゃない。そんな世界観を表現した。

焚き火のような作品を作りたかった。 焚き火を囲んでいるときに、言葉や視線を交わさなくても生まれる静かな場が好きだった。 焚き火には感情移入するべき主体も、キャッチするべき情報もない。 それなのに、ずっと眺めていられる理由を、”連続性”にあると仮定してみた。 この作品は、不均一で、非同期な映像がいくつか提示され、一つの場をつくっている。 いずれの映像も、継ぎ目を感じさせない映像に仕立てた。それでも映像それぞれは、単なるループかもしれない。 けれど、それらを複数並べて、一つの空間に並置することで焚き火にも似た、連続性が生まれるのではないかと考えた。 I wanted to make a work like a “bonfire”. I am interested in a quiet place that is made around a bonfire without exchanging words or glances with other people. There is neither a subject to be emotionally involved in a bonfire nor information to receive or catch. I hypothesized that “continuity" is the reason why we can keep looking at a bonfire. Several asynchronous images are presented to make a single space in this work. All the images are made to look seamless. Even so, each of the images may simply be a loop. However, I thought that a “continuity” like that of a bonfire could be made by juxtaposing multiple images in a single space. （2022.1.1から2022.12.31までのピースを）

焚き火のような作品を作りたかった。 焚き火を囲んでいるときに、言葉や視線を交わさなくても生まれる静かな場が好きだった。 焚き火には感情移入するべき主体も、キャッチするべき情報もない。 それなのに、ずっと眺めていられる理由を、”連続性”にあると仮定してみた。 この作品は、不均一で、非同期な映像がいくつか提示され、一つの場をつくっている。 いずれの映像も、継ぎ目を感じさせない映像に仕立てた。それでも映像それぞれは、単なるループかもしれない。 けれど、それらを複数並べて、一つの空間に並置することで焚き火にも似た、連続性が生まれるのではないかと考えた。