首藤光陽

hiroki shudo

首藤光陽

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フリーランス
Profile
ディレクター
1994年生まれ。
武蔵野美術大学で映像の道へと進み、以降CM、MV、短編映画など幅広く演出を手がける。

クラフト的な手作業や、少しゴチャっとした質感を武器にしながら、映画的なルックや“土地の湿度”をすくい取るシネマティックな表現を得意とする。

学生時代、バリ島に伝わる影絵芝居「ワヤン・クリット」の影絵師に弟子入りし、語り部として舞台に立った経験がある。その体験が、風土を拾い上げる姿勢や、仕掛けと物語を地続きに構築する感覚のルーツとなっている。

アイデアやギミックは、物語と共鳴する形で仕込む。
“仕掛け”をあえて少しだけ見せるのは、つくり手の気配を残すようなもの。
観る人が、ストーリーの奥にある構造や体温にふと気づいたとき、作品は「鑑賞されるもの」から「自分の感覚とつながるもの」へと変わる。
その瞬間に宿るグルーヴこそが、映像の一番おいしいところだと思っている。

エネルギッシュな手触りから、重心の低い静けさまで。
物理的な手応えと想像力のぶつかり合いから生まれる“映像の熱”を、ジャンルを超えて追いかけている。

Work