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Digital signage

Part of “春夏秋冬 – Flowers In Season”
Art workDigital signageGenerative ArtInstallation

Part of “春夏秋冬 – Flowers In Season”

2024
00:06:53
私は東京で生まれ、育ちました。「春夏秋冬」では、都会の中の花と記憶の中の花をテーマに、日常で馴染みのある花を中心に、AIとジェネラティブアートを組み合わせて季節の変化を表現しています。花をモチーフに選んだ理由は、花と「Poems in Code−ジェネラティブ・アートの現在/プログラミングで生成される映像」の展示方法である、デジタルサイネージには共通項があると感じたからです。 東京の中心街に行くと、目を惹くサイネージがあちこちにあり、信号待ちなどの時間が非常に早く感じます。日常で外を歩く際には「目的地へ向かう」ことが習慣となり、季節の変化を感じながら歩くということを忘れてしまいます。 季節を彩る花は、街のサイネージのようにとてもカラフルで美しいです。ですが、じっくりとその花を観察したり、立ち止まって名前を調べたりすることは少ないのではないかと思います。また、サイネージに書かれている事柄や映し出されているものを立ち止まってじっくりと眺めることもあまりないように思います。この点で、都会での花とデジタルサイネージは共通項があると感じました。​​​​​​​ 作品中の3D化された花は、全て生成AIで2Dの画像を作成し、AIの機能で画像の深度を測り立体化しています。画像は、本物の花に近いものを生成し、使用しています。生成AIは作り出すものの特徴を捉えることは得意ですが、完璧ではありません。本物の花と比較し、違いを観察し、花を再認識することで、鑑賞者の記憶や感覚とリンクすることができればと思い、リアリティのあるものを選びました。 また、作品中のAIによる動画では、生成AIで作成した季節の花の画像が使用されています。動画として再出力することで、花の形状や色が調和し、新しい花のように見え、名前の無い花になる様子が、記憶の中で認識している花の様子に近いと感じ、この表現を取り入れました。 都会の中の花は、私たちの記憶の中ではAIの動画のように、曖昧でぼんやりとしたものなのではないでしょうか。忙しい時間の中で立ち止まり、今を楽しむ時間があってもいいのではないかと思い「春夏秋冬」を制作しました。
0:00A.M.
2D2D animationArt workDigital signage

0:00A.M.

2022
00:03:01
「0:00A.M.」というアニメーションは、私自身の経験に基づいて、制作されたものである。 このアニメーションを通して、「時間」というテーマを二つ方向に分けて検討したいと思ったからである。 まず、客観的「時間」と主観的「時間」の異なり。午前零時、サラリーマンが家に帰って、玄関口に倒れた。それは、実は一瞬に発生したことだ。が、彼の空想には、この瞬間は長くされていて、1分、1時間、さらに、1日になるかもしれない。「1分は必ず60秒」、このような客観的時間は絶対に正確である。それに対して、主観的「時間」にたくさんの間違いがある。しかし、その中に人の想像力があると思った。従って、「0:00A.M.」により、そのの異なり面白さを視聴者に伝えたいと思う。 次は、アニメーションが持つ「時間」だ。アニメーションがもつ「時間」はコマとコマの関係において生まれたものである。『0:00A.M.』の制作において、コマとコマの順番を客観的「時間」に従わず、意識的に入れ替えた。それにより、新しい関係を構築し、新しい「時間」を作り、さらに、人の思いという主観的なものを視覚化する、新しい表現手法を探求したいと思う。

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