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EXPO 2025 OSAKA
3DCGARArt workCGEventProjection mappingXR

EXPO 2025 OSAKA

2019
00:00:30
「2025年大阪•関西万博誘致計画案」森美術館展示 2025年、大阪・関西万博誘致活動のための会場計画案は、未来の社会を体現するため、「非中心」、「離散」といったキーワードを核として、多様な個や集団の間で常に変化する、現代ならではの関係性が表現されています。同時に自動運転をはじめとする自律型モビリティやAR/MR(拡張現実/複合現実)などの新しい都市的要素の運用にも適合した、次世代の都市構造を提案するモデルでもあります。 本展示では、計画案に組み込まれたさまざまな新しい試みや特徴が、未来都市のひとつのあり方として再構成されています。未来の都市では、デジタル空間で多様な利用者が、複合的かつ離散的に、相互作用を及ぼします。そこには、私たちがモノとして認識できる「物理世界」と、ウェブに代表される「情報世界」とがあり、それらの中間領域となる「コモン・グラウンド(共有基盤)」が想定されます。本展示は、コモン・グラウンドの社会実装を表現します。人間とデジタル・エージェントの認識のずれや、都市的なスケールにおける人間が認識できない世界との関わりが体験できます。
存在している – JACKSON kaki Audio Visual Perfomance on MUTEK.JP 2021
3DCGArt workAudio visual performanceVRXR

存在している – JACKSON kaki Audio Visual Perfomance on MUTEK.JP 2021

2021
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MUTEK.JP 2021にて、VRゲームのオーディオビジュアルパフォーマンスの作品を制作・披露しました。 VRゲームをプレイすることによって、その空間内に配置されたサウンドを物理的なインタラクションやプログラミングによって発生させ、音楽を構築する作品です。 ビジュアル、サウンドだけでなく、身体・空間などの多層のメディアのレイヤーが複合的に重なることで表出される作品です。 == タイトル:『存在している』 この作品はバーチャルリアリティを活用した没入型のゲームアート作品であり、その発表形式としてパフォーマンスを採用する。このゲームは、実際にパフォーマー(作者自身)、もしくは鑑賞者がプレイすることによって仮想空間内での物理的な衝突など、インタラクティブな環境音が発生する仕組みになっている。発生した複数の「音」が重なり合うことによって、それらは偶発的な「音楽」となる。 サウンドはポストクラシカルや、現代のエクスペリメンタルミュージックに影響を受けている。我々が日常で耳にする機会が多い、リズム、メロディ、ハーモニーなどの要素を孕んだ西洋主義的な音楽から脱却し、新しい音楽の状態を作り上げた。 この作品を通して伝えたいストーリーのキーワードは、タイトルにもあるように「存在」「役割」である。私たちは生まれながらにして、組織、共同体などの中で役割を与えられ、その役割を担い、体現するコンテンツとして、社会における存在を認められているように感じる。しかし、ある人間が存在するということは、あらゆる自然科学の事象の組み合わせによってはじめて現前する、ある種の奇跡なのではないだろうか。 VRゲームのプレイを進めると、プレイヤーとアバター間の主従関係が徐々に崩壊していく。それは固定観念的な役割から一度解放させることで、「そこにいる、それだけで存在していることを肯定する」姿勢を表している。 従来のオーディオビジュアルのように形式化された、いわゆるクールなサウンド・ビジュアルとは異なり、その形式自体を問い直すようなこの作品は、一見生々しさや、いなたさを感じさせるだろう。しかし、それこそが「存在を肯定する」表象である。 これは、身体、音楽、映像、パフォーマンス、詩を複合的に組み合わせることによって、人間の存在について訴えかけるマルチメディア作品である。

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