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Projection Mapping and Lighting Show : Upopoy Kamuy Symphonia
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Projection Mapping and Lighting Show : Upopoy Kamuy Symphonia

2020 ~
00:14:26
 アイヌ民族の歴史や文化を伝える日本初の国立施設 Upopoy (ウポポイ) が2020/7/12 Sun に北海道白老町にオープン。民族博物館や体験型フィールドミュージアム、民族共生公園などで構成され、失われつつあるアイヌ文化を復興・発展させる拠点として注目を集めています。
 今回JKDで担当させて頂いたのは、2020/7/18 Satより開始された夜のウポポイの目玉となる大型のプロジェクションマッピングとラインティングを絡めたショウ。アイヌに伝わる創世神話を、繊細かつダイナミックな14分弱の手書きフルアニメーションと、魂とよさぶるような音楽、サウンドデザインとのシンクロで描いています。
映像作品は、ドーム型の体験交流ホールの壁面をメインに、周辺の丘や川、彫像などにプロジェクションマッピング。広大な敷地のいたるところに配置されたライティングが、音楽とマッピング映像にタイトにシンクロ、幻想的で、ストーリーに引き込まれるような空間演出に成功。JKDがこれまでに制作したオーディオビジュアルワークの中でもベスト3の1本に入る仕上がりとなりました。音楽はOKI Dub Ainu Bandで世界的な評価を得る音楽家、OKI そして、同じく札幌を拠点とした世界的な活動で知られるKuniyuki Takahashi. 本物の表現に迫るべく、真剣勝負のコラボレーションにアニメーターは、山田遼志、小野ハナ, 久保雄太郎, 有吉達宏の4名。オープニングとエンディングのモーションは、JKD visual team のShotaro Tomiyama + Ko Kudo が、全体の映像ディレクションは、シェーン・レスターが担当しています。
 美しい湖に面した広い敷地内で展開されるアイヌの創世神話のストーリー。見る人を惹き込むような体験を作ることができたかと思います。北海道に行く機会あれば、ぜひご覧になってみてください。

 Japan’s first-ever national facility that shares the Ainu history and culture, Upopoy, made its grand opening on July 12th Sunday 2022 in Shiraoicho, Hokkaido.
 It consists of a folklore museum, an interactive field museum, and an Ainu symbiotic park – a hub to revive and develop the fading Ainu culture once again.
 JKD was given the privilege to work on the huge projection mapping & lighting show – the highlight night event for Upopoy – that started on Saturday, July 18th. 2022 The 14 minutes delicately and dynamically hand drawn full animation, in sync with soul-stirring music and sound design, illustrates the genesis myth of the Ainu culture. The visual piece is projected mainly onto the walls of the dome-shaped Cultural Exchange Hall, as well as the surrounding hills, rivers, and sculptures. Lights set up in various places across the vast site syncs tightly with the music and mapping images and bring about a mystical spatial presentation that pulls the audience right into the story. We can proudly say that this piece definitely ranks in JKD’s TOP 3 audio-visual works. Music was composed by OKI, a world-class musician and leader of the OKI Dub Ainu Band, as well as Kuniyuki Takahashi, based in Hokkaido but well known across the globe. 4 animators, Ryoji Yamada, Tatsuyoshi Ariyoshi, Hana Ono, Yutaro Kubo put their heads together in collaboration to create the most astonishing and authentic animation expression possible. The opening and ending motion is by Shotaro Tomiyama + Ko Kudo from the JKD visual team, and the overall visual direction by Shane Lester.
If you plan to visit Hokkaido, you mustn’t miss it!
西武園ゆうえんち「メモリー・オブ・ライト」
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西武園ゆうえんち「メモリー・オブ・ライト」

2022
西武園ゆうえんち「メモリー・オブ・ライト」
昭和をコンセプトに造り上げられた園内に合わせ、オリジナルのストーリーを考案し
5つの神に遭遇しながら「願いの木」という伝説の木を求めて園内を進む
ゲスト自身が物語の主人公となる幻想的なナイトウォーク型作品の総合演出と
園内のマッピング映像を手掛けさせて頂きました。

日本人であれば誰でも記憶にある影絵や鞠のビジュアルを用いて全体の世界観を決め
マッピングやインタラクティブの演出に落とし込んでみました。
マッピングに関しては床と壁に加え、初めて樹皮にマッピングを施してみました。
植物へのマッピングは幻想的な体験をもたらしてくれるので、今後はもっと規模を大きくして行きたい表現の一つです。
更に、ゲストの手で作り出した影絵の生き物が飛び出して行く
インタラクティブパートでは、短いショー形式にしてセリフでゲストに語り掛け
体験を促しました。
語り掛ける事で、ゲストとのコミュニケーションが生まれ、体験が強化されシンプルな仕組みではありますが、屋外での体験も合わせた事で良い効果が生まれたと思います。

最後の「願いの木」自体は、冬の七夕をイメージしてみました。
実際に作成するにあたって5ヶ月間の耐久性や様々な条件を元に、素晴らしい美術スタッフの協力で
オリジナルのイメージに近い状態で再現する事ができました。
このイメージを作成するにあたり、必要な時に大きさやディテールを確認出来るように
ロケハン時に簡易的な3Dスキャンで木をスキャンしてPC上でシュミレーションをしたり、
データを元に空間模型を作成してもらい、マッピングのシュミレーションに活かしました。
モニターの中にしか無かった世界や物が、実像となって目の前に現れ
ゲストと共有できるのは、こういった体験型のショーやマッピングの醍醐味であります。
更にはテクノロジーを使いながらも、どこか懐かしい世界観で実際の世界へと
アウトプットする面白い作品になりました。

体験型のナイトウォークは、コンセプト、ストーリー設計、空間設計、照明演出、マッピングを含めた映像演出など総合芸術的な要素を求められます。
私はそうした時に先ず考えるのが、それを観る人との関係性や対話を重視しています。
今後もこういった映像と実像が交錯する体験と対話出来る作品を作り出せるように
努力と発信を続けて行きます。

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