映像作家100人 JAPANESE MOTION GRAPHIC CREATORS 映像クリエイター 映像制作会社

Japanese Motion Graphic Creators

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Digital Signage

 
 
3DCG, Art work, CG, Digital Signage, Event, Motion Graphics, Original, Short Movie, SHORTFILM, Signage, Video Installation

Fragments

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ 結びて、久しくとゞまりたるためしなし。
世中(よのなか)にある人と栖(すみか)と、又かくのごとし・・・」

書家 木下真理子氏が選んで揮毫した鴨長明の『方丈記』の一節を、木下氏自身が正方形のピースに書を分断。
その分断されたセルをもとに、映像作家の山本信一が時間軸を与え、さらに音楽家 Corey Fuller氏が『方丈記』の言葉を分解・再構築したサウンドによって構成された映像作品。

映像制作の方法では、山本がしばしば用いる方法で、分断された文字をランダムに時間をずらしながら配置する仕組み(方程式)をつくり、そこへセルの素材を代入していき、得られる予期せぬ偶発的なパターンにインスパイアされ、再びそれらをフィードバックしたり、コマ単位で編集したりして時間軸を与えていく。

今回は音楽の手法でも、ピアノなどの楽器の他に、木下氏が『方丈記』を朗読している素材をレコーディングして、分解し、音源として使用するという試みをしている。
木下氏が書の活動でコンセプトにしている空や縁起の感覚、Corey Fuller氏が取り組んでいるアンビエントの織りなす豊かな静寂、山本信一が作品で目指している風景を眺めるときのメタ的な視点、それぞれのアーティストのもつ世界観を『方丈記』を交点にしてコラボレーション。

常に“うつりかわるもの“を眺めながらも感じる”普遍的なもの“がテーマになっている。
新宿クリエイターズ・フェスタで、新宿の4つの屋外ビジョンで展開された後、文化庁『メディア芸術×文化資源 分散型ミュージアム』の一環で、イマーシブインスタレーションのバージョンを羽田空港で展開するなど、継続的なコラボレーションプロジェクトとして発展している。

3DCG, Art work, CG, Digital Signage, Installation, Motion Graphics

Lumière / Motion Ceiling

作品について
2019年7月19日、池袋に12スクリーンの大型シネマコンプレックス「グランドシネマサンシャイン」がオープン。グランドシネマサンシャインは、常設の映画館として国内最大となる
「IMAX®レーザー/GTテクノロジー」や、日本初上陸となる体感型シアター「4DX with ScreenX」といった最新鋭のシアター設備に加え、映画の世界に浸ることができる遊び心あるインテリアの起用など、従来のシネマコンプレックスの基準を超える設備とサービスにより、未来基準のエンタテインメントを提供している。

WOWは、本施設の4階エントランスロビーに設置されるシャンデリア「Lumière」と、12階の天井を覆う巨大LEDディスプレイ「Motion Ceiling」の演出を担当。また、「Motion Ceiling」の世界観を切り出し、施設内の壁面や柱に設置された47台の55インチサイネージ用縦型ディスプレイに映像が連動する演出も担当した。

Lumière
「現代的な解釈と技術を加えた新しいアート」として、グランドシネマサンシャインのアイコンとなるシャンデリアを制作。ステンレスの鏡面仕上げで作られた直径2.7mの球体の表面を47つにボロノイ分割し、4方向から映像をプロジェクションすることにより、中央部に仕込まれたスクリーンに映し出された映像が複雑に反射を繰り返す。シャンデリアのデザイン・意匠設計は、トラフ建築設計事務所が担当。巨大な光の万華鏡を思わせるシャンデリアがグランドシネマサンシャインのエントランス空間を華やかに演出する。

Motion Ceiling
横幅約31メートル、高さ約10メートルの巨大な天井を覆うのは、アートモーショングラフィックス作品「Motion Ceiling」。美しい天井画をイメージした本作は、軽快なタイルアクションが特徴の「GEOMETRY」、大空に巨大な布が美しくなびく様子を描いた「REFLECTION」、無数のパーティクルに包まれた都市を煌びやかに表現する「LIGHT」の3つのテーマを軸に制作した。天井全体を覆うLEDディスプレイは、その巨大さから、周辺の通りからも眺める事ができる。カフェスペースやラウンジで寛ぐ人々、周辺の通りから見上げて鑑賞する人々、双方の視点を考慮して演出した。

3DCG, CG, Digital Signage, Motion Graphics

SHIBUYA STREAM

作品について
2018年9月13日に開業した渋谷ストリームは、利用されなくなった旧東急東横線渋谷駅のホ―ムと線路跡地およびその周辺敷地に誕生した大規模複合施設。ここでの体験・交流・挑戦から生まれる新しいモノ・コトを世界に発信し、「クリエイティブワーカーの聖地」として新たな次代の「流れ」を生み出す事をコンセプトにプロジェクトがスタート。

渋谷における新たな文化創造と、渋谷駅南側エリアの活性を図る本プロジェクトでは、「クリエイティブピープル」をターゲットにし、彼らにとって日常的にインスピレーションが生まれる場を目的としている。WOWは、渋谷駅から直結する100mに及ぶ2階貫通通路入口に設置された巨大映像壁面、明治通り方面へとつながる大階段の環境演出と体験設計を担当。

演出意図
官民連携により渋谷川の再生も行い、渋谷駅南側エリアのアイコンとなる本施設は、クリエイティブやトレンドを押し付けないように配慮。2階貫通通路では、外の雑音を緩和する「緩やかな結界」を音響環境によって生み出し、その環境下で現象的なビジュアルが作り出す擬似的自然環境が、日常的に生活する人々と立ち寄る人々の内的想像性を引き出す事を目指している。

全体演出のコンセプトを「INNER STREAM」と呼び、3つの環境演出を担当。

1. Invisible Stream | 渋谷ストリーム2階玄関口に設置された巨大映像壁面
クリテイティブワーカーの「発想」から、最終的なフィニッシュまでの思考プロセスを流れ=Invisible Streamとしてビジュアライズ。「Stream」をテーマに、水、川、霧、光など現象的なモチーフを映像化したフィニッシュワークと、CGとプログラム表現における様々なスタディプロセスも一緒に展示する事で、鑑賞者自身の想像力と結びつき、一人一人が違うビジュアル体験をする事が可能となる体験設計を目指した。

2. Fall Stream | 明治通り方面へとつながる映像装置が仕込まれた階段空間
音の渦から音が大階段になだれ込む様な映像演出。滝や水など現象的なモチーフを用いる事で、渋谷川との一体性と訪れる人たちにとって安らげる空間体験を目指した。

3. Barrier Stream | 2階貫通通路及び大階段空間の音響環境
音響環境は、「Sound Architecture」という概念を持つ音楽家、サウンドアーティストのevala [See by Your Ears]とのコラボレーションにより実現した。コンセプトは、吹き抜ける風が印象的な渋谷ストリームの空間。電車やクルマなどの外の音も聞こえるこの場所と調和するサウンドを考案した。渋谷川でフィールドレコーディングした水の音も随所に混ぜ、風が吹くと木々が揺れ、波立つような自然現象のごとく、常に新しい旋律が生成され続け、二度と同じ音は聞こえないプログラムを設計。連結動線に配置されたスピーカーを活用し、都市のノイズを遮断し、内的創造性を高める環境を実現した。

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