大成建設株式会社と慶應義塾大学SFC研究所の「デジタル駆動超資源循環参加型社会共創拠点」の研究の一環で、新しい資源循環を実現した未来のまち「Vortex City」のコンセプトムービーを制作しました。併せてWebサイトの構築と研究活動のキービジュアルの制作などを行いました。


「未来の原風景を作る」
慶應義塾・大成建設様の未来構想が明確であったため、今の子供たちへの未来像となる表現を模索しました。マテリアルや質感を調整することで現実の延長線上にある未来を作りあげ、クライアントの構想する未来の生活を最大限表現しました。


未来構想をアップデートするフルCGムービー
2022年、2023年の各年ビジョンムービーを制作しました。「未来の原風景を作る」をビジュアルコンセプトとして、2030〜40年に実在するであろう街を描きました。日本らしい家屋や植栽、地形などをリサーチし、既存のアセットに頼らず制作することで、日本の原風景を再構築しました。
白を基調として新しいプロダクトを押し出すものや、SFのようなテイストが多かったこれまでの未来構想との差別化も図っています。


人中心の世界観を尊重したテーマ楽曲の制作
ビジョンムービーやプレゼンテーションの場などでの世界観表現のため、テーマ楽曲を制作しました。
シンプルなアルペジオをメインモチーフとして繰り返し用いることで循環社会を、シンセサイザーを中心とした音色によって未来感を、終盤においては弦・管楽器を多用することで、その社会における人間の営みを表現しています。
また、ビジョンムービーに登場する電気自動車やインターフェースを中心とした未来の音についてリサーチを重ね、リアリティのあるサウンドエフェクトを設定しています。