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WOW25 “sonus-oleum ; ソノソリアム” from Unlearning the Visuals
Audio visual performanceGenerative ArtInstallationInteractiveOriginalProjection mappingR&DReal-time GraphicsVideo installation

WOW25 “sonus-oleum ; ソノソリアム” from Unlearning the Visuals

2022
00:03:23
作品について 「sonus-oleum ; ソノソリアム」は、船を模した施設(T-LOTUS M)の3フロア(B1F、1F、屋上)それぞれで異なる形態の作品を体験することができるライブ・インスタレーション作品。"音楽が船を動かすエネルギーとなる"と想定し、船の中で生まれた音楽の姿を以下4つの形式で表現した。 ライブパフォーマンス 1 ー音楽の誕生ー 本作品はB1Fでのライブパフォーマンスから始まる。音楽は江﨑文武氏が本ライブ・インスタレーションのために作曲したオリジナル楽曲。演奏は、江﨑文武氏(ピアノ)、常田俊太郎氏(バイオリン)、村岡苑子氏(チェロ)と自動演奏ピアノによる。会場は演奏者の両サイドに3m × 4mのスクリーンを8面設置し、来場者が音楽と映像に包み込まれるように構成した。スクリーンには、楽器と連動して動くリアルタイムモーショングラフィックスを投影。リアルタイムモーショングラフィックスを構成する要素は、ピアノから出力される鍵盤(88鍵)とペダルを押した時の強さや長さと、指輪デバイスを使って取得されるバイオリンとチェロ奏者の手の動き。奏者の動きと連動するリアルタイムモーショングラフィックは、音楽のエネルギーが生まれ上層に浮遊していく様子を描いている。 インタラクティブ展示 ー映像による変奏ー B1Fのライブパフォーマンスで生まれた音楽のエネルギーは、泡となり1Fのインタラクティブ作品の中に現れる。1F会場内には、2.4m × 2.4mの透過スクリーンを窓に合わせて7面設置し、インタラクティブ映像を投影。来場者がそれぞれのスクリーンに映し出されている泡に触れることで、泡が分裂し、オリジナル楽曲の一音一音が別の音色に変化する。偶然性によって生まれる変奏曲が無限に生成され続ける。 プロジェクションマッピング ー音楽が風をおこすー 1Fで生成された変奏曲は、さらに屋上へ上がり、船を動かすための風をおこす。音楽の力により巻きおこった風が帆にあたる様子を、30,000ルーメンの大型プロジェクター4台によって来場者の頭上に映し出した。 ライブパフォーマンス 2 ー還ってきた音とのセッションー B1Fで実施された2回目のライブパフォーマンスは、1Fで来場者が泡に触れることで生成される変奏曲を自動演奏ピアノがリアルタイムに演奏し、それに合わせて江﨑氏(ピアノ)、常田氏(バイオリン)、村岡氏(チェロ)が即興で演奏した。来場者によって生成される変奏曲と、即興の生演奏、リアルタイムモーショングラフィックスの協奏は新しい音楽の形態を感じさせるものとなった。 本ライブ・インスタレーションでは、この4つのプロセスを経て「unlearn(学びほぐし)」され、新しい音へと生まれ変わり循環していく風景を生み出した。作品名の「sonus-oleum ; ソノソリアム」とは、音 = sonus(ソノス)と、石油 = petroleum(ペトロリアム)との造語。
Voice of Vision / Seiya Nakano + Synichi Yamamoto feat.Satoshi & Makoto
Art workCGDigital signageInstallationMotion graphicsOriginalR&D

Voice of Vision / Seiya Nakano + Synichi Yamamoto feat.Satoshi & Makoto

2018
Using traditional electronic music as its motif, Voice of Vision suddenly starts a countdown toward something undescribed. With a techno-pop taste, this countdown graphic appears in the city of Shinjuku out of nowhere. This graphic is an experimental collaboration between graphic creator Seiya Nakano and musician duo Satoshi & Makoto. Seiya Nakano is one of the most profound technical director in Japan with an abundant experience from projection mapping to large-sized graphic installation. The members of the duo Satoshi & Makoto met at Kraftwerk’s Japan tour. They released their music from a Dutch music label called Safe Trip and has gained reputation since then. Their music is very unique. For Voice of Vision, Satoshi & Makoto used vintage synthesizer from the ‘80s and ‘90s and created this music by intricately simulating each sound. The equipment we used for both graphic and sound are all vintage and utilized various techniques. Therefore, we isolated ourselves from the up-to-date mainstream machines. It is said that the origin of techno-pop is the ‘80s classic old school. This music is an homage to the origin and we made an attempt to collaborate with the artists who can feel empathy with this idea. 2013年から参加しているパブリックアートプロジェクト「新宿クリエイターズ・フェスタ」の2018年に出品した作品。 エレクトリックミュージックの古典的なモチーフを使用して、テクノポップのテイストのモーショングラフィックが新宿のストリートに現れ、何かにむけてカウントダウンしてゆきます。 今回は映像を中野誠也(Seiya Nakano)氏、音楽をSatoshi & Makotoというアーティストと実験的にコラボレーションしました。 中野誠也氏はプロジェクションマッピングや大型映像インスタレーションで、日本の数多くの有名なプロジェクトを手掛けてきたテクニカルディレクターで、音楽のSatoshi & Makotoは、Kraftwerkの来日ライブで出会ったアーティストで、オランダ safe trip レーベルからリリースした作品が話題を呼んでいます。 音楽はオリジナルで、Satoshi & Makotoが今回のために80〜90年代のビンテージシンセサイザーや、緻密にシミュレートした音源を駆使して制作しました。 映像も音も、現在のメインストリームにあるツールとは異なり独特な方法やビンテージ機材を起用して制作しています。 80年代のオールドスクールのテクノポップにクリエイティブの原点を持っていて、共感できるアーティストと、今回はテクノカルチャーへのオマージュとして、コラボレーションを楽しみました。

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