近藤 樹

Tatsuki Kondo

近藤 樹

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WOW inc.
Profile
WOW inc. (2013.12 - ) TELMIC Corp. (2007.04 - ) Shizuoka University of Art and Culture (2007.03)
Biography
“ADC 96th Annual Awards”Design: Environmental / Museums / Gallery Installation部門ゴールド受賞“THE ONE SHOW”Design: Branding / Brand Installations部門シルバー受賞Design: Immersive / Environmental / Indoor Spaces部門シルバー受賞“London International Award 2017”Design: Digital Installations部門 ゴールド受賞Design: Art Direction部門 シルバー受賞Design: Experiential Design部門 シルバー受賞Design: Innovative Use of Design部門 シルバー受賞Design: Branded Content部門 ブロンズ受賞

Work

NISSAN PAVILION Yokohama
InstallationInteractive

NISSAN PAVILION Yokohama

2020
00:01:36
日産自動車が誇る技術や未来へのビジョンを体験できる、体験型エンターテインメント施設「ニッサン パビリオン」が期間限定で横浜みなとみらいにオープン。コンセプトは、「人間の可能性を拡張する」。日産の技術が叶える近未来を形にした体験コンテンツの中で、WOWは「THE CITY」エリアの演出・制作を担当。「クルマと人・社会が繋がることで活性化する街」をモチーフにしたインスタレーションを体験することができる。THE CITYでは、日産の描く2つのビジョンを空間内に可視化した。 ROOM1 スモークの焚かれた空間に、195個のレーザーモジュールとそれらを動かすためのモーターを配置。個々のレーザーは個別に制御され、さまざまなアニメーションを展開する一方、体験者がエリア内に侵入すると、それを検知して回避行動をとるインタラクティブな空間となっている。日産が目指す交通事故の無い社会を実現するために、キーとなる「センシング技術」を抽象的に表現した。 ROOM2 「街」を抽象化した半透明な約150本の高さ違いの柱と、「クルマ」を表すモックが乗った3本の柱が配置され、全ての柱は自発光している。クルマのモックに手をかざすと始まる「CHARGE」「SHARE」「SUPPLY」を表した光のアニメーションは、日産が目指す、エネルギーや情報の共有によって活性化する街というビジョンを表現している。さらに、モックの乗った3本の柱に同時に手をかざすことで、特別演出として光鮮やかなアニメーションが発動。クルマと人・社会が繋がることで街全体が活性化していくかのような演出を施した。 どちらの空間とも、抽象的ながらも日産の思い描く未来へのビジョンを感じられる体験空間を目指し演出した。 ニッサン パビリオン 期間:2020年8月1日(土)〜10月23日(金) 住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-1 NISSAN PAVILION Yokohama▶https://www.nissan.co.jp/BRAND/PAVILION/ For more detail▶https://www.w0w.co.jp/works/nissan_pavilion
DMM かりゆし水族館
3DCGCGInstallationMotion graphicsVideo installation

DMM かりゆし水族館

2020
00:01:49
沖縄にオープンした映像表現と空間演出を融合した新しいカタチのエンタテインメント水族館「DMMかりゆし水族館」内の3つのメインコンテンツの企画・演出・制作を担当。 多面大型スクリーンに映し出される「水」と「生命」の物語 来館者が最初に「沖縄が持つ美しさ」を体験する大型映像コンテンツ(横幅約12m✕高さ4m、両側奥行き6m)。沖縄ならではの海・空・やんばるの森など豊かな大自然や、首里城などの歴史的建造物を空中飛行しているかのように巡る。登場する首里城は国営沖縄記念公園事務所様の許可の下、撮影を実施。フォトグラメトリーを用い3Dモデルを立ち上げている。 沖縄の空模様と海岸を再現した巨大ジオラマ空間 一日を通してさまざまな表情を見せる沖縄の美しい海。その魅力を体感できる空間を演出。横幅約18mの水槽を囲むように施された擬岩に、照明と映像が連動して色彩と陰影を与えることで「空」「海」「海辺」の移ろいを再現。日中から日暮れ、そして夜へと変化するこの空間で、来館者はその時々の景色を体験することができる。リアルな風景描写だけでなく、「誰もが思い描く沖縄の海」の心象も考慮し、時を忘れて眺めていられる情景を表現した。 光とクラゲが織りなす幻想空間 床から天井へ伸びる円柱の水槽に埋め尽くされた空間。鮮やかなグラデーションを放つ光の柱に照らされ、クラゲたちがたゆたう。クラゲたちと光の柱が彩る空間は、透過と反射を繰り返し、幻想的な非日常空間を感じられるように演出した。水槽照明、光の柱の映像、音楽は全て同期して演出が組まれている。
双生する音楽会
3DCGAudio visual performanceCGEventMotion graphicsVideo installation

双生する音楽会

2020
00:03:31
「テクノロジーでオーケストラを再構築する」をテーマに、2018年から始動した「落合陽一×日本フィルプロジェクト」。WOWは今年も「映像の奏者」として、「__する音楽会」もとい「双生する音楽会」に参加した。 オーケストラの新たな魅力と価値が体験できる場を試みてきた過去2年に対し、今年はコロナ禍におけるオーケストラのあり方を模索。制限を設けつつも観客を入れた劇場公演に加え、オンライン配信も行い、二つの視点で新しい魅力を体験できる公演を目指した。劇場公演では、空間に多角的に響き渡る時代を切り開いた革新的な音楽とプロジェクターに投影される映像奏者を、オンライン配信では業界最高水準の音質(AAC-LC384kbps)、AR映像を含む2K画質によるコンサートの臨場感、デジタルだからこそ実現できた立体感のある演出を試みた。 本公演の視覚体験は、オンライン配信のAR映像を軸とし、劇場のスクリーンにはAR映像に同調・呼応・相反した映像が展開。それぞれ異なるが優劣のない体験価値を提供した。また、劇場公演の鑑賞者が後日再配信されたオンライン公演も鑑賞することで、公演の追体験を異なる視点で楽しめる相乗効果を図った。楽曲を紐解いていく中で見出したヒントを視覚化する上で、既存のARらしさやステージ上の映像演出らしさにとらわれず、「映像の奏者」として二つの異なる視点で音楽の世界観に寄り添う視覚効果を狙い、それぞれに新たな価値を見出してもらえるよう努めた。 公演前まで用いていたタイトル「__する音楽会」には、当初計画していた音楽会が新型コロナウイルスによって白紙となった様子、そしてそこから新しい演奏会を模索し、試行錯誤する様子を込め、鑑賞者それぞれがタイトルの空白に入る言葉に考えを巡らせるようにしていた。公演終了間際、「__」にあたる言葉が公開され、「双生する音楽会」として、コロナ禍における音楽会のあり方を模索した音楽会が新たに誕生した。
光と霧のデジタルアート庭園 / Digital Art Garden
AnimationCGEventInstallation

光と霧のデジタルアート庭園 / Digital Art Garden

2018
00:01:09
作品について 「暑さ厳しい真夏に涼やかさを堪能する」ということを、日本人の感性が育んだ伝統的手法のオマージュにより、現代的なアート体験として再構築することに挑んだ。かつての日本人は五感の可能性を活かし、冷房のない夏を楽しんできた。日没、日本の庭先、縁側(エンガワ)、打ち水、涼風など、日本の夏の原風景たる要素。それらを開催場所であるTOKYO MIDTOWNの「東京の真ん中でいちばん気持ちの良い場所になりたい」というコンテクストとへつなぎ、ダイナミズム、エンンターテイメント性を加え表現したものが本作品である。人々は、都会の真ん中に現れた「懐かしさ」と「新鮮さ」が融和した空間へ自らを投じ、実際の温度だけではない、五感に染み渡る「涼」という日本的な刺激体験に酔いしれていた。 本作品は、リアル空間における体験に特化したクリエイティブカンパニー HakutenとWOW、TOKYO LIGHTING DESIGNが手掛けた。WOWはクリエイティブディレクション及び演出を担当。 展示について 2018年7月13日(金)から8月26日(日)まで東京ミッドタウンにて開催された「MIDTOWN LOVES SUMMER 2018」の一つとして公開された。本展示では、まず「日本の夏の涼」というテーマで、東京の真ん中、多種多様な人々が溢れ、常に賑わいがやまない六本木という街において、新たな夏の楽しみ方の提案が求められた。私達は、夏の暑さをも風情として楽しもうとする、日本人が本来持つ豊かな感性からアプローチした。 庭に面した縁側(エンガワ)※1 に座り、虫の声を聞き、花火を愛でて、親しき人と夏の夜を楽しむ。そんな感性豊かな日本の夏の原風景を現代的に再構築し、新たな夏の風景をつくりだすことへのチャレンジである。 その場を構成するのは、約2,000㎡もの、都会の中心に在る、広大な芝生の「広場」。ステージでありフレームでもある20m✕40mの巨大な「縁側」。刻々と変化しその瞬間だけの空間を作り出す「霧」。そしてその場を彩る、約6,000灯のLED照明を制御した「デジタル花火」の映像。 体験者は縁側に佇みながら、足元に広がる日本の夏の映像を楽しみ、涼を実体験する。常に変化し続け、同じ表情を二度と見せることのないプリミティブな霧の表情と、デジタライズされた花火の光は、飽きること無く見続けることができる場を生み出す。この作品は、夏の夜と混じり合い、暑さと共に訪れた人のココロも体も涼やかにしてくれる体験となった。 ※1:縁側(エンガワ)とは、日本の和風家屋の独特の構造で、屋内と屋外の境界的な空間であり、腰掛けて外の風情を楽しんだり、家族と談笑するような、豊かな暮らしを象徴するような場所。

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