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Short film

The Swamp (All That I Can’t Leave Behind)
3DCGShort filmShort movie

The Swamp (All That I Can’t Leave Behind)

2022
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 己の中に沈み込み、苦しみと共に拾って来た石が、ある瞬間に自我を持ち、自分とは違う存在となる。そして、自分を掬い上げ、まるで想像もしていなかった所へと連れていってくれる——  コロナ禍の大学生活、評価された過去作からの重圧、生きづらさ。息のできないような苦しみや、絶え間のない焦燥、何もできなくなった時間。それらに苛まれながらも、ここまで歩いてくることができたのは、他でもなく、過去につくった作品たちと、それらが結びつけてくれた人々との対話のおかげだ。本作は、自分が創作を続けていく中で見てきた光景や残像と、そしてお礼を、伝えるための作品である。  2022年10月に発表した短編アニメーション『The Swamp (All That I Can't Leave Behind)』は、自身にとって創作とは何かを表す作品になったと同時に、これから歩いていくための覚書のような作品となった。「2022 アジアデジタルアート大賞展 FUKUOKA」 にて学生カテゴリー / 動画部門 優秀賞を受賞、「第5回フェローズフィルムフェスティバル学生部門」にてCG・アニメーション部門 優秀賞を受賞、「恵比寿映像祭2023」へ出展されるなど、評価されている。
YOASOBI「海のまにまに」Official Music Video
2D animationMusic videoMVShort film

YOASOBI「海のまにまに」Official Music Video

2023
00:04:52
YOASOBI×直木賞作家のコラボレーションMVとしてリリースされた本作品は小説家、辻村深月氏の「ユーレイ」from 『はじめての』(水鈴社 刊)を原作小説とした、映像化作品となります。 アーティストYOASOBIの軽快なホーンサウンドとセンチメンタルな小説の元にした詩が織りなす楽曲を最大限に拡張させた映像となる本作は、監督の土海明日香、プロデューサー、副監督の史耕を中心に、フルリモート、フルデジタルでアニメーション制作をされています。 映像のコンセプトは10代の少女が見たかった美しい夜を表現することです。アート性、ドラマ性、エンターテインメント性を高く維持し続ける映像を提供することで、視聴者を物語の世界へと引き込むことが狙いでした。 詩の細やかな情景を表現するために全体をイラストのような繊細な風合いに近付けたいという監督、土海明日香の意向の元、通常のアニメーション表現では入らない特殊なタッチの線を多く取り入れる形でキャラクターが描かれています。アニメーション作家、イラストレーターである土海明日香のクリエイティブを最大限に拡張させるという制作テーマが色濃く、表現された部分となりました。 アニメーション制作スタジオ、騎虎のステートメントである、アニメーション表現の持つ自由さを追求し、心に残り続ける作品を届けたいという想いを詰め込んだ作品となっております。
【自主制作アニメMV】魔法のない世界で生きるということ
2D2D animationAnimationMusic videoMVOriginalShort filmShort movie

【自主制作アニメMV】魔法のない世界で生きるということ

2021 ~, 2022
00:07:17
卒業制作作品。 2021年1月ごろから制作開始し、YouTubeにて2022年5月14日に予告編、7月1日に本編(約7分)を投稿した。 大学3年生の頃はほぼずっとHoneyWorksさんのMVイラストを描かせていただいていた。「4年生は卒業制作に専念するためお仕事は受けられない」とリーダーのGomさんにお伝えしたところ「じゃあ一緒に作ろう」と仰っていただき楽曲周りをお願いすることに。そして卒業制作作品を1作目としてクリエイターチーム『Euluca Lab./ユルーカ研究所』が発足することになった。 楽曲を(それもHoneyWorksの方々に)制作していただけるとは思っていなかったので元はMVを作ろうという発想は無かった。高校3年生の時からずっと大学の卒業制作では5分程度の物語をアニメーションでやろうと思っており、Gomさんに相談するまではそのつもりでいた。それもあっていざMVを作る事になった時に物語性が薄いものを作る気にはなれず、物語を映像と同じくらい重視して作る事にした。 MVであっても物語は可能な限り鮮明に描く。そのためには動画のほとんどをセリフ無しでストーリーを伝えなければならない。当初4分程度にする予定が気付けば7分になっていた。 予告編のみのカットも含め全部で約140カットを物語からコンテ、作画、背景、3DCG、撮影など全てを一人で制作した。作詞でも参加したりSEを付けたりセリフを考えたりもした。 イラストばかり描いていたので映像の技術はあまり無く作り方を聞ける人もいなかったため、物語を考える時はそのシーンの映像や作り方を頭でイメージして自分に制作が可能かどうかを第一に意識した。3Dで光る蝶を飛ばしたい、などやりたい事が明確にあった場合は作り方を調べて可能かどうかを判断した。3Dは一度も触ったことがなかったが、基本的な簡単な操作は出来るようになった。 作画に関しても中学生の頃にうごくメモ帳3DSで遊んだ程度だったが多少描けるようになり、画力もかなり上がった。 制作していた1年半は遊びや人との関わり、人間らしい生活など全てを犠牲にした。一生に一度の卒業制作で後悔しないようにと自分を限界まで追い込んだ結果、「一生に一度だから頑張ったけど、もう一人でアニメ作りたくない」と思うようになった。今後の予定では、もう一人で20秒以上のアニメを作る事は無い。監督やコンテ演出のような事をやるのなら商業アニメの作り方も勉強しなければならないと思っている。 ただの大学生の卒業制作とは思えぬ方々の協力で音楽やキャラクターの声のクオリティが耳を疑うレベルになりプレッシャーを感じていた。そのおかげで余計辛かったのはあるが、そうでなかったら妥協してしまっていた部分もあったと思う。当然今見るともっと良く出来たと思う点はあるが、当時の自分の出せる力の全ては出せた。受験や部活を頑張ってこなかったので今までの人生で「頑張った」と言えることが出来た、自分にとって大切な作品になった。 ただ、これはまだEuluca Lab./ユルーカ研究所の1作目にすぎないので今後いつかはこれより頑張ったと言えるものを更新しなければならないと思っている。 使用ソフト 作画、背景、撮影:CLIPSTUDIO EX 背景加工:Photoshop 撮影:Aftereffects 3DCG:Blender 編集:Premiere Pro ※こちらの作品は本編ですが、作品を見る前(見た後でも)に予告編を視聴していただければより楽しめるかと思います。 予告編 https://youtu.be/SFhDPB74fK0

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