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ムード・ホール -side B-|Mood Hall [side B]
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ムード・ホール -side B-|Mood Hall [side B]

2022
00:33:34
“世界が終わるまでに必要な、33分33秒” 滅びかけた地球。生き残った人々が興じる不思議な遊び、 「ムード・ホール」。 現われては消える謎の中高年紳士と美女。 リトルピープル。巨人。パーティー。砂漠。プールの底。ダンス。 繰り返される昼と夜。実験的、芸術的、冒険的、半SF、 半ミステリ的スケッチによる高密度の迷宮世界。 言葉を排し、見ること、聴くことだけの世界へといざなう、傑作映画! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2016年、『ムード・ホール』は、 カワイオカムラの回顧展の最新インスタレーションとして発表された。 カワイオカムラ9年ぶりの新作で、個展全体のサウンドディレクションを原摩利彦が担当した。 2019年、『ムード・ホール』は一編の映画作品として完成し、 2020年、京都の映画館出町座でロードショー公開された。音楽はもちろん、原摩利彦。 33分33秒の濃密な映像&音楽世界を、映画館のスクリーンとスピーカーに出現させた。 2022年、『ムード・ホール』は、Kazumichi Komatsuによって音楽が全面的に書き改められた。 インスタレーションでもなく、映画館でもなく、配信を前提に作曲された。 映像を楽譜のように読み込み、音をぶつけて映像が変化するほどの影響を与え、 独特の浮遊感によって各編をつなげた。 Komatsuの大胆な解釈によって再構築された『ムード・ホール』は 『ムード・ホール side B』と命名された。
Journey to the 母性の目覚め
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Journey to the 母性の目覚め

2021
00:00:51
中学生2年生14歳の私はある朝登校中に、突然“母性”に目覚めた。雷に打たれたかのように目覚めた母性に囚われてから10年後、友人に聖母マリアの処女懐胎に似ていると言われ、改めて自分の母性に疑問を抱いた。そこから、妊娠出産についてのインタビューを行ったり自分自身の10年間の記憶を紐解き、自分の母性の目覚めを追求していった…。 処女懐胎、遺伝子、妊活…10年前から現在までの記憶を旅して母性を探る。 思春期から現在にかけて抱いた赤ちゃんが欲しい、という個人的な感情から膨らませ、母性は誰のものなのかを考えた。母性は母とつくが、必ずしも女性だけが抱く感情とは違うのではないか、父性とも違う感情ではないかという疑問を抱いた。そこで、女性・男性・トランスジェンダー関係なく、自分にとっての’赤ちゃん’と出会えるような世界を最終的に表現しようと考えた。私の個人的な感情から、どんな形であれ赤ちゃんと出会い慈しむことについて考えてもらえる一つのきっかけになればいいと考えている。 その結論に至るまでに作品内では、私自身の10年の間に起こった母性にまつわる記憶であったり、母性についてインタビューしたものを作品に取り入れている。そして、それらを異なる表現方法で作品に落とし込んだ。10年間の出来事を一つの作品にまとめているが、時系列が正しい状態で描かれているわけではない上に、全てが自分の中から出てきたわけでもない。コラージュしていくように作品を制作したため、表現方法も時系列も全てバラバラになっている。

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