映像作家100人2023

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境界の泉
3DCGCGPerformanceVRXR

境界の泉

2022
00:23:40
JACKSON kakiはバーチャルリアリティー/メタバースと芸術についての作品制作を行う。本展示では、バーチャルリアリティーの時代における死体の考察をするべく、VRChatを用いたパフォーマンスを行い、その記録映像を作品として発表する。 メタバースは、多くの人がイメージできるほど、一般的な言葉となった。理想郷のように取り扱われるビジネス的・ツール的なメタバースを、JACKSON kakiは批評的に観察し、物理空間における身体・空間・社会・文化と結び付けて表現に取り組む。本作品は現象としての「死体」について着目した。 メタバースではアバターを用いて身体表現を行うことが可能となり、テキストや画像・動画の交換によって成立するSNSとは異なり、より没入的な体験や、現実とは異なるオルタナティブな人間関係を築くことができるようになった。アバターが用いられる空間において、死体はどのように人間に意識され、取り扱われるのかに疑問をもち、今作の出発点となった。 現在公開されている多くのメタバースにおいて、死体の「描画」または「プログラミング」は用意されていない。そのような状態を、死体に対する意識、及び認識が形成されていない(ある意味では退化した)文化と解釈し、芸術による考察と表現の実践として、この作品に取り組んだ。 その手段として、神話や神によって社会が形成された、かつての文明を引用し、現代のメタバースと関連付けた「物語」を創作する。そして、その物語に基づいた、死体を取り扱う「儀式」を構築し、その儀式を実演し、記録する。 メタバース空間でのパフォーマンスにおける身体と、死体の「取り扱い」を通して、私たちはバーチャルリアリティー時代において、死体をどのように意識し、認識するのかを問いかける。
横浜市プロモーションCM 「あうたびに、あたらしい。」
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横浜市プロモーションCM 「あうたびに、あたらしい。」

2015
Only Image
横浜で様々な場所を訪れていく男は、自分だけのあたらしい横浜に出会う。 横浜市のPR映像として制作。 とある男が横浜の街を移動する1日の様子を1カットのループアニメーションで構成した映像で描いた。 横浜市のプロモーションであるため、「横浜」という街が主人公であると捉え、常に男が画面中央にくるように配置し、その周囲の横浜の街並みが移り変わっていく様子を魅力的に表現出来ればと考えた。 前半は男を寄り気味の視点で描き、ラストカットでは引いた視点で男が訪れた街の全体像が見える構成になっており、ホテルで眠る男が横浜の様々な場所を訪れて、またホテルに戻って眠るというループの構成であることが分かるようになっており、この男の視点から見た横浜の街が描かれている。 このような構成にした理由としては、訪れる場所や視点によってそれぞれの横浜があり、何度見ても新しいものが見つけられる。 「あうたびに、あたらしい。」というキャッチフレーズにあるように、何度観ても「みるたびに、あたらしい。」横浜の街を映像で表現するためである。

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