「魂のやすらぐ場所を追い求め 自分の魂が輝く場所を探す」 繊細な青年が、当たり前の日常に 押しつぶされる。 人間として生まれた自分が苦しく感じてしまう、弱い、優しい、 風に吹かれたら飛んでしまう魂は、 自然に導かれ、宇宙を舞いたい気持ちになる。 作画、アニメーションはPhotoshop 撮影はaftereffects を用いました。

目覚めていく日本人から始まる物語をコンセプトに、 CG、モーショングラフィックスを駆使して作りました。

始まりは、大友克洋「童夢」のようなルックをCGで表現したいというところから始まった。マッチする曲があったので、その曲に合わせ、さらにジャパニーズホラーアニメテイストを強めていった。 質感、セルルックは元となるものを作り、 カットごとに微妙な質感、ライティングの変化をつけている。 セルルックCGは色でチープに見えがちなので、無彩色を使い、 コントラストでの演出に重きを置いた。

あらすじ…宇宙を泳いでいた龍はやがて宇宙を覆う闇（根も葉もない大衆意識、集合意識）に呑み込まれ、地へと落とされる、純粋な龍はただ、美しい宇宙を泳ぎ、夢に浸っていたかった。龍は大地の恵みを知り、心と身体を癒し、天と地、光と闇、意識と肉体、ひとつの見たい、行きたい方向を見る、進むには、 もう一方も見て、考えなくてはならないと、学ぶ、 地で心の根を張り、もう一度、美しい宇宙を泳ぐため、 天へと昇っていく。 闇は黒龍と具現化し、龍と対峙する。 龍は大地で学び、一層輝きを増し、黒龍と宇宙を覆う闇を晴らし、もう一度美しい宇宙を取り戻す。 ダイナミックなアニメーションで魅せたかったので、 blenderを使用した3DCGアニメーションを使用して、 ルックスタイルをトゥーンシェーダーとAftereffectsによるコンポジットで、日本的セル画のルックに近づけました。