ボカデュオという同人創作イベントで制作したミュージックビデオです。キャラクターモデリング・リギング・アニメーションを始めて作品制作に導入した実験的な映像になります。

懐かしさもあるピクセル感のあるトンマナで制作し、デジタル世界を探索する世界観の映像を制作しました。キャラクターも背景もCGで制作するため、ピクセル調のLookDevには時間を要しました。アニメーション作品のようなシナリオベースの流れは無く、モーショングラフィックスの延長のようなコンセプトで制作しております。

ワンダールームとは、16世紀前後のヨーロッパで嗜好品/珍品を指します。これは現代におけるインターネットでのコンテンツ消費と似た根底があり、それに因んでWonderRoom「2.0」という楽曲を作ったと作曲のsanmalさんからお聞きしています。
MVでは PC起動→デスクトップ空間→デスクトップに嗜好品を収集（0:49のカットではウィンドウで美術館のようなレイアウトをしている）→集めすぎてPCがクラッシュ→デスクトップ空間から飛び出て壊れたインターネットを飛び回る... といった展開になっています。明確なストーリーがある訳ではありませんがコンセプトとかなり合致しており、ミュージックビデオとして非常に完成度が高くなったと思っております。りたおさんのキャラクターデザインも魅力的です。