Interview with Kanta Mochida
- 映像はどんなふうに学びましたか?
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術に入学後、実写、3DCGを学びました。
- 自分の得意とする表現のスタイルは何ですか?
3DCGを主軸とした、映像、または立体、空間です。
- 仕事場はどんな場所ですか?
去年までは自宅で作業してましたが、今年2月からcekaiの事務所にスペースを借りてやってます。
- ひとりで仕事をするのが好きですか?誰かと仕事をするのが好きですか?
自分は一人で作業するほうが集中できると思ってましたが、最近はそうでもないことに気がつきました。または少人数でチーム組んで動くとかは向いてるとは思います。
- もっともインスピレーションを受けるものは何ですか?
思想と形ある物と感触
- 今回提供いただいた作品についてコンセプトがありましたら教えてください。
この世の生き物は最後には骨になる。その末路の世界の一部をスマートフォンで切り撮った時に映ったものは鳩の骨であった。だがラストには撮影者も同じ世界に生きるものであるとわかってしまう。最後はみんな同じ骨
詳しくはhttp://kantamochida.info/blog/honehone_makingof/
- 提供していただいた映像について、テクニカルな部分について解説していただけますか?
撮影は全てスマートフォン。劇的な絵を作るというよりは、いかにもありそうな日常を切り取るためラフに撮る。cg合成を前提はもちろんだがそれにとらわれていると、アクティブな絵を取れなくなってしまうので、トラッキングなどのアフターケアはひとまず頭に入れず撮る。
スマートフォンで撮った手ブレの映像は独特な親近感がわく。私たちは、今や日常的にスマートフォンで記録、記憶していく。パーソナルな記録=誰かに見せる前提で取らないので、より綺麗に、いい構図でっていうのはそこまで意識しない。あくまで記録なのだ。現代の日記であり、人によってはスマートフォンを通じて自分の体験、体感を他の人に伝えるツールである。私はこれを現代の目だと思う。この現代の目を使って全てが骨になってしまった絵を撮ることで、より現実感、よりリアリティの湧く映像を目指した。
詳しくはhttp://kantamochida.info/blog/honehone_makingof/
- 尊敬しているクリエイターはいますか?それは誰ですか?
大友克洋さんと高橋幸宏さん
- 気に入っているツールはなんですか?
cinema4dとue4です
- 好みの色彩は?
赤を軸に設計された色彩
- 制作において、どのような部分に重きを置いていますか?
3DCGの無限とも言える空間を映像にする(モニターで見るため平面)にした時にも奥行き、空間損なわないように空間をトリミングすること。
3DCGと現実空間を分けて考えない。あくまで同じ物としてみなす事。
アナログとデジタルをいかに共存させるかに重きをおいています。
- 自分の代表作をひとつあげるとしたらなんですか?
快速東京mvホネホネ
- 制作のプロセスはどんなものですか?
cinema4dでモデリング、アニメーション。
- 自分自身の活動で、大事にしていることはありますか?
自分の役割を固定させない。スペシャリストではなくゼネラリストである事。自分に関係がないと割り切らないで何事にも興味を持つ事
- どのように仕事を管理していますか?
あまり意識してませんが感覚値が大きいように思えます。
- 人生のモットーはありますか?
過去にとらわれない事
- お気に入りの映画は?
How to Train Your Dragon
- あなたが美しいと思う瞬間はどのような瞬間ですか?
時代が変わった瞬間に立ち会った時
- 表現において、重要視している要素はなんですか?
モデリングや造形
理由はビジュアル表現や、モーションとは違って形のこだわりは小手先で真似しにくいし、形から作れることはオリジナルになり得る。
- 最近した仕事について教えてください。
NHKにゃんちゅうのオープニング映像。ぜひ見て欲しい
- 気分転換にやっていることはありますか?
3Dプリンティング
- 最近感動したことはありますか?
自分が作った映像を、子供達が食い入るように見ていたと後で話を聞いた時
- お気に入りの居場所はありますか?
自分の部屋
- お気に入りの映像作品について教えてください。
Fest (uglyfilm)
- 仕事中に音楽は聴きますか?
TBSラジオか大相撲を垂れ流してます
- お勧めの音楽がありましたら、教えてください。
高橋幸宏さんが作った曲すべて
- 将来の設計図はありますか?あなたのヴィジョンについて教えてください。
30代のころにはメジャーでプレーすること。