Interview with Kaito Mizuno

  1. あなたが働いている場所は、どんな場所ですか?
    東南向きの日当たりのいい部屋です。天気がいいと富士山が見えます。
  2. 映像制作の現場に携わる前に、どのように、何を学びましたか?
    大学でデザインと映像の分野を専攻していました。テーマについてのアプローチの方法や、アイデアと表現が結びついたときの感触など、たくさんのことを学びました。ものづくりへの姿勢はこのときの経験が土台になっています。
  3. 映像制作で普段のあなたの役割は?もしよければその内容についても教えてください。
    現在その多くはモーションザイナーです。気持ちのいい動きをつくることに長けているようで、そのアナログ的な物質感のあるモーションには定評があります。その様子をまるで職人のようだと例えられたことも。ただこれからは閉ざされたアトリエにこもりきりになるだけではなく、ディレクションの機会も増えていけばいいなあと考えています。
  4. 映像制作の仕事の魅力は何だと思いますか?
    映像というのは、見ている人をその時間にとどめて、変化するイメージへと集中させる力があります。そこでメッセージをどのように伝るか、引き込みたい世界へどうやっていざなうか。見る人の視覚を扱いながら自在にコントロール・コミュニケートできることではないでしょうか。
  5. 作品作りにおいてどのような部分に力点を置いていますか?
    しっかりとイメージすることです。整理されたイメージのもとで試行錯誤を繰り返しながら想像と表現を近づけていきます。あまり考えずに進めるといつも上手くいきません。
  6. 論理と直感どちらを信じますか?その理由はなんですか?
    直感ですね。たとえば論理は、嘘をあたかも本当であるかのように見せることも可能ですが、直感にはそういった匂いが全くないですよね。直感はきっと自分の中から湧きあがった信頼できる感覚です。それに私たちはロジックでは語りきれないものでも芸術でなら表現できることを知っていて、今こうして創っているのだと思います。
  7. あなたの好きな世界観はどのようなものですか?またそれをどのように作りこんでいきますか?
    シンプルなものが好きです。こちらが意図したコンセプトやインタレストな部分を正しく感じられるものになっているか、それを邪魔する余計なものは加えていないか、見終わった後でも作品にたいして考えを巡らせられる余白は残っているか、そのあたりのことを注意しながら創っています。
  8. あなたに影響を与えたものを教えてください。人でも作品でも。
    出会ったり触れたり感じたこと、体験のすべて。
  9. 追求している映像の手法や技術があったら教えてください。
    動かなくてもおしゃれ
  10. どんなタイプの人、あるいはモノに共感しますか?
    自分の人生をポジティブに肯定的にとらえている人、本心で接してくれている感じがして嘘っぽくない人、生きることにていねいで楽しそうな人。温度感や触りごこちのあるもの。水や川。
  11. 今回掲載の作品について、テーマやコンセプトなど詳細を教えていてただけますか?
    「日」をモチーフにしながら、言葉についてあらためて向き合い考察した作品です。文字の形や意味からくるイメージ、また別の文字と組み合わさったときのそれらの変化、ときに単位のように扱われるさまなど。それらの様子をグラフィックとして落としこみながら、その意味をモーションで補強するような形で表現しました。
  12. 映像制作のプロセスで、魅力を感じる瞬間はどんなときですか?
    イメージどおりに表現できたとき、また想像をこえるものが生まれたとき。ほかにも誰かのすてきな音楽が合わさって、それまでには見えなかった迫力や深みが際立つあの瞬間もすばらしいですね。
  13. 自分の代表作をひとつあげるとしたらなんですか?

    しばらくお待ちください。

  14. この一年で観てよかった作品は?

    10月に観たコーネリアス「Mellow Waves Tour 2018」東京公演です。バックスクリーンには往年のMVから最新の3DCGやプログラムで音と同期する映像演出までさまざまで、そんな中でも一貫して変わらない上質さを見せつけられたような、本当にすばらしい内容でした。それから高度なメンバーの演奏や照明、会場の匂いや緊張感もふくめて、五感フル活用だったのでとても鮮明に強く記憶されています。

  15. 最近お気に入りの余暇の過ごし方は?
    散歩、ときどき温泉。
  16. 今後、挑戦してみたいことはなんですか?
    自分の作品といえるものを増やしたいです。それから、デザイン展にも参加してみたいですね。よろしくお願いします。